小鳥の餌のカロリーは?
栄養補給量(獣医さんのHPより)
全ての動物の一日の基礎代謝量は次の式で表されます。
基礎代謝量kcal=K×(体重)3/4
Kはエネルギー係数でスズメ程度の体重50g前後の鳥にはK=256,それより重く200gを
越えるものにはK=156が適応されます。
この係数を用いて基礎代謝量を計算しますと次のようになります。
体重30g・・・・9.29kcal, 40g・・・・11.53kcal, 50g・・・・13.64kcal, 60g・・・・15.63kcal,
100g・・・・22.93kcal, 200g・・・・23.41kcal, 300g・・・・31.73kcal, 400g・・・・39.38kcal,
500g ・・・・46.55kcal. 1kg・・・・78.30 kcal, 1.5kg・・・・106.12kcal,
基礎代謝量は呼吸・消化・循環など生命維持に必要な最低のエネルギーで、
この同量が健康体を維持する為の活動エネルギーとして必要です。
病気の鳥では更に病気にうち勝つためのエネルギーも必要でその量は基礎代謝の
50%であろうと推察されています。
更にヒナ鳥は成長のために健康な鳥の1.5〜3.0倍のエネルギーを必要としています。
すなわち次のようになります。
健康な鳥の必要カロリー=基礎代謝量×2+アルファー
体の毛の艶を良くするには、治癒力を高めるにはプラスのカロリーが必要です。(繁殖を経験して得たもの)
巣立ち後の雛は親鳥に成るまで体力を作るためにはプラスのカロリーが必要です。(繁殖を経験して得たもの)
巣引き後の親鳥も体力回復のためにはプラスのカロリーが必要です。(繁殖を経験して得たもの)
病鳥の必要カロリー =維持代謝量×1.5
雛鳥の成長に必要なカロリー=維持代謝量×1.5〜3.0
配合餌ではどの様になるか
アワ2kg ヒエ6kg キビ1kg カナリヤシード1kgの配合で100gあたり114kcal
セキセイインコ1羽の1日の摂取量10g〜15g 114kcal÷10g/100=11.4kcal
当店のインコ文鳥配合餌では 323kcal÷10g/100=32.3kcal
健康体維持には
セキセイインコの体重は約50g 13,64kcal×2=27.28kcal(1日の必要摂取カロリー)
手乗りの小鳥は籠の中よりか飛行も多くそれなりのカロリーを必要としています。
巣引きしている小鳥は1羽の雛を育てるのに1.5倍〜3.0倍のカロリーが必要
生まれて間もない頃の雛が2羽で 1.5倍×2
雛が小さい頃 (健康代謝量) (雛の成長量) (親+雛2羽) (10gあたり)(1日の必要量)
13,64kcal×2=27.28kcal×1.5=40.92kcal×3羽=122.76kcal÷11.4kcal=10.77×10g=107.7g
雛が巣立ち頃 (健康代謝量) (雛の成長量) (親+雛2羽) (10gあたり)(1日の必要量)
13,64kcal×2=27.28kcal×3=81.84kcal×3羽=245.52kcal÷11.4kcal=21.54×10g=215.4g
100gあたり114kcalの餌では雛が小さい頃は1日に107.7gの餌を食べなければ雛は育たない
100gあたり114kcalの餌では雛が巣立ち頃には1日に215.4gの餌を食べなければ雛は育たない
セキセイインコは雄が1羽で餌運びをするので1羽の雄が1日に107.7g〜215.4gを食べなければ
正常な雛の成長は望めない。
セキセイインコは1度に5羽〜8羽生まれることは珍しくないので雛が多く生まれれば餌運びが
大変になり親鳥の負担が増します。
カロリーの少ない餌ですと1日に運べる量は限られていますのでカロリー不足になり正常な雛は
育たない事になります。
インコ文鳥配合餌の場合
(健康代謝量) (雛の成長量) (親+雛2羽) (10gあたり)(1日の必要量)
雛が小さい頃 13,64kcal×2=27.28kcal×1.5=40.92kcal×3羽=122.76kcal÷33kcal=3.72×10g=37.2g
雛が巣立ち頃 13,64kcal×2=27.28kcal×3=81.84kcal×3羽=245.52kcal÷33kcal=7.44×10g=74.4g
これで判るように低カロリーの配合餌では大量の餌を食べない事には必要カロリーが撮ることが出来ません。
体格の良い大きな雛を生ませるには親鳥の負担が少なくてカロリーが撮れれば雛の成長に支障も無くなり
親の体力も落ちる事も無く余裕を持って次の巣引き活動に繋がって行きます。
健康状態を見るには
ホームページ上では体重重視の傾向が見られますが体格の良い大きなセキセイインコと小さいセキセイインコでは
体重差は15g以上にもなります。(大型セキセイは対象外)ので小さく育ったセキセイには可哀想です。
私は小鳥の肥満度は胸の中央の骨部、両サイドの肉の付き方で判断します。
骨がつまめる様であれば痩せています。
健康な鳥はこの骨の両サイドに適度な筋肉が有り骨は感じ取れますが掴む事は出来ません。
肥満な鳥ではこの骨と筋肉が同じ様になります。これを過ぎると脂肪過多で筋肉が黄色く見えてきます。