サザナミインコの餌について


サザナミインコは南米の霧が多く発生する高地に生息しているため比較的柔らかい物を食べている様です。

一般に売られている配合エサは穀物を低温庫で管理していますが低温庫だからと安心しても低温乾燥は進行しますので大量仕入れして長期間保管が続けば
乾燥が進み次第に穀物も硬くなって行きます。そのため乾燥し過ぎて穀物が硬くなって消化不慮が起き穀物が消化されない状態で排便されます。また、柔らかい塩土、ボレー粉等を与えていない場合も消化不良の状態が起きます。何故かといいますとすべての鳥は胃の中に小石を常時持っていて胃の運動で食べた物を蓄えていた小石を使い消化しやすい様に砕くのです小石が役目を持たなくなれば排便され新しい小石を摂取して胃に蓄えて置くのです。ボレー粉はあくまで小石の代品です。それでは焼砂等の商品を与えれば良いと思うでしょうが商品化されている物は粒子が小さすぎて砕くと言う役目がありません。
自然界の小鳥は小鳥が必要とする大きさの物を探しながら小石を食べています。飼育されている小鳥はこの行為ができないので食べれる塩土を与えなければなりません。
この様な管理が成されて居ないためサザナミには穀物が良い餌になっていない様でそのためにペレットが良いと言われていますが餌の 管理に注意して殻付きの餌を使用して出来るだけ乾燥させない注意が必要です。

当店の穀物はお米の保存用の低温庫で管理していますのでお米の低温庫は水分の管理もしますので水分が一般に売られている配合エサより多く含まれていますので
使用中の餌は冷蔵庫の野菜室で保管して下さい。
冷蔵庫内は低温乾燥しますので穀物の硬化を早めますので野菜室を厳守して下さい。

必ず食べれる柔らかい塩土(小石)と野菜(ビタミン)は必ず与えることが必要です。
穀物のエサは良い配合の餌と野菜と小石の3点が揃って初めて一つの餌になります。穀物にはビタミン類が無いと言ってもいいほど少ないのでビタミンを補うのが野菜です。
そして小鳥は歯がありませんので皮を剥いた状態で一時ソノウに貯めるためここで少し食べた物がふやかされますが砕かれません。
ソノウから少しずつ胃に食べた物が送られますがこの胃には全ての鳥類は小石を常に貯めています。
この貯めている石を使い胃の運動により小石で食べた物をすり潰して腸に送り吸収消化するのです。
使っていると小石も摩耗して小さくなりすり潰す効果が悪くなると便と一緒に排出されまた新しい小石を補充しているのですが自然界の鳥達は自分の体の応じた小石を選んで食べていますが飼育されている小鳥は小石を食べることが出来ません。この小石の補充は柔らかい塩土、プラスリンを与える事で小石を食べれる環境が出来ます。

ボレー粉を与えるのもこの小石と同じ様な働きを代用品として食べているのですが小石と全く同じとは行きませんがカルシュウムの補充は出来ます。

サザナミインコを飼育する上で一番大事なことは良い配合で湿度を持っている餌を与え小石、野菜を切らさないような環境を作ってやる事が食べたものを確実に栄養価に出来体力向上に繋がりネット上でよく見る消化されていない餌が便の中に排出される事は無くなります。
餌が便の中に排出されるのは今まで述べた事が一つでも有ると消化不良の状態が起きていると考えられます。